TikTok縦型動画の構成テンプレート5選|売れる型

結論から言うと、売れる縦型動画は「型」で作れます。代表的な構成テンプレートは5つ。冒頭1秒のフック(視聴者の指を止めるための一言やカット)→ 本編 → 行動喚起という流れを、秒数単位で設計したものです。

「センスがないから動画は無理」と思っている方ほど、この記事は役に立ちます。TikTokで売れている動画は、天才的なひらめきではなく、決まった構成パターンの繰り返しでできているからです。本記事では、商品販売向けの縦型動画でよく使われる5つの構成テンプレートを、30秒動画を想定した時間割・冒頭フック例・向いている商品とセットで紹介します。

なぜ「型」で作るのか — 量産できることが売上に直結する

当メディアがTikTok Shopで販売する83社の公開データを分析したところ、月商と相関していたのは商品数ではなく「動画をどれだけ量産できるか」でした。動画本数と月商の相関係数は +0.40、動画400本以上の層は月商中央値が約1,758万円です(詳細は当メディアの「TikTok Shop売上上位83社分析」記事で解説しています)。

つまり1本の傑作を狙うより、型に沿って打席数を増やすほうが売上につながりやすい。型を持つことは手抜きではなく、量産のための合理的な戦略です。

5つの構成テンプレート早見表

ひとことで言うと 向いている商品
①感情→機能型 「いいな」と思わせてから説明する 見た目や使用感に魅力がある商品(美容・雑貨・ガジェット)
②課題共感→解決型 悩みに共感してから商品を出す 悩み解決系(収納・ケア用品・便利グッズ)
③ビフォーアフター型 変化を見せて納得させる 効果が目に見える商品(掃除用品・収納・調理器具)
④検証・レビュー型 試して本音を語る 機能をうたう商品全般、「本当に?」と疑われやすい商品
⑤ランキング・比較型 複数並べて選ばせる 同じカテゴリの商品を複数持つショップ

①感情→機能型|「いいな」が先、説明は後

理屈より先に「欲しいかも」という気持ちを作り、その後に機能で裏づける型。最初に感情を動かすので、商品の魅力がひと目で伝わるジャンルと相性がよい定番の構成です。

時間 役割 入れる内容
0〜1秒 フック 感情の一言+商品がいちばん映えるカット
1〜5秒 感情の共有 気持ちよく使っているシーン。説明はまだしない
5〜15秒 機能の裏づけ 「なぜ良いのか」を2〜3点だけテロップで見せる
15〜25秒 生活への接続 視聴者の生活で使うイメージ(朝・夜・外出先など)
25〜30秒 行動喚起 「詳しくは商品ページへ」とひと押し

②課題共感→解決型|悩みを言い当ててから商品を出す

「それ、私のことだ」と思わせてから商品を登場させる型。悩みが具体的な商品ほど強く、フックの一言がそのままターゲット指定になります。

時間 役割 入れる内容
0〜1秒 フック 悩みをそのまま言葉にして問いかける
1〜6秒 共感 あるあるシーンの再現。視聴者をうなずかせる
6〜15秒 解決 商品を登場させ、実際に使って解決して見せる
15〜25秒 納得 使い方の手順や効果のポイントを2〜3点
25〜30秒 行動喚起 「同じ悩みがあるなら」と商品ページへ誘導

③ビフォーアフター型|変化そのものが説得力

使用前と使用後の差を見せる型。言葉で説明しなくても効果が伝わるため、テロップが少なくても成立します。撮影時にビフォーを撮り忘れないことが最大の注意点です。

時間 役割 入れる内容
0〜1秒 フック アフター(結果)を一瞬だけ先に見せる
1〜8秒 ビフォー 困っている状態をしっかり見せる
8〜20秒 過程 商品を使う過程。早送りでテンポよく
20〜27秒 アフター ビフォーと同じアングルで変化を見せる
27〜30秒 行動喚起 「使ったのはこれ」と商品ページへ誘導

④検証・レビュー型|「本当に?」に正面から答える

商品の主張を実際に試して見せる型。良い点だけでなく気になった点も正直に言うことで信頼が生まれ、結果的に購入につながりやすくなります。

時間 役割 入れる内容
0〜1秒 フック 「本当に〜なのか試した」と検証を宣言
1〜5秒 条件提示 何をどう試すのかを簡潔に
5〜20秒 検証実況 実際に試す様子。作り込みすぎずリアルさ重視
20〜27秒 結果発表 良かった点と気になった点を正直に
27〜30秒 まとめ 「こういう人には合う」と結論+商品ページへ

⑤ランキング・比較型|選択肢を並べて「選ぶ楽しさ」で見せる

複数の商品を順位づけして紹介する型。最後まで見ないと1位が分からないため視聴維持率が上がりやすく、複数商品を扱うショップなら1本で複数商品を見せられます。

時間 役割 入れる内容
0〜1秒 フック 「3つ比べた結果」とテーマと結末の存在を宣言
1〜7秒 第3位 短く。良い点1つ+惜しい点1つ
7〜14秒 第2位 同じく短く。1位への期待を高める
14〜25秒 第1位 一番推したい商品。理由を厚めに
25〜30秒 行動喚起 「気になった順位の商品はこちら」と誘導

まとめ|型は1つに絞らず、商品ごとに使い分けて量産する

5つの型は優劣ではなく使い分けです。同じ商品でも「②課題共感→解決」と「④検証」の2本を作れば、別の視聴者に届きます。TikTokはフォロワー以外にも動画が届く仕組みなので、視聴者の多くは毎回初見。同じ型の繰り返しを恐れるより、型×商品×フックの組み合わせで本数を積むことが、83社分析が示した「量産できる店が伸びる」への一番の近道です。


よくある質問

Q. 縦型動画の構成で一番大事な要素は? A. 冒頭1秒のフックです。TikTokはスクロールで次々に流し見されるため、最初の1秒で指を止められないと、どれだけ本編を作り込んでも見られません。5つの型はいずれも0〜1秒のフック設計から始まります。

Q. 1本の動画は何秒くらいがいい? A. 商品紹介なら20〜40秒程度が目安です。本記事の時間割は30秒想定。長くするほど途中離脱が増えるので、伝えたいことを2〜3点に絞り、収まらない内容は別の1本に分けるのがおすすめです。

Q. 同じ構成テンプレートばかり使うと飽きられない? A. 心配は小さいです。視聴者の多くは初見なので、商品とフックを変えれば同じ型でも別の動画として機能します。それよりも本数を出せないことのほうが機会損失です。


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