TikTok Shopの動画は月何本必要?データで解説
結論から言うと、目安は「月33本(1日1本強)」です。TikTok Shopで販売する83社の実データでは、累計400本以上の動画を持つ店の月商中央値は約1,758万円と、50本未満の店の約3.7倍。この「累計400本」を1年で達成しようとすると、月33本ペースになります。
「TikTok Shopは動画が大事と聞くけれど、具体的に何本作ればいいのか?」——多くのセラーが最初につまずく疑問です。週1本でいいのか、毎日なのか。感覚論ではなく、実データから逆算して考えます。
※本記事のデータは、TikTok Shopで実際に販売する83社の公開指標(推定月間GMV・投稿動画数など)を集計したものです。個社名は伏せ、傾向値のみ掲載します。
動画の本数と売上はどれくらい関係する?
83社を「累計の投稿動画数」で4つの帯に分け、それぞれの月商の中央値を並べたのが次の表です。
| 累計の投稿動画数 | 月商の中央値 |
|---|---|
| 50本未満 | 約470万円 |
| 50〜149本 | 約745万円 |
| 150〜399本 | 約663万円 |
| 400本以上 | 約1,758万円(50本未満の約3.7倍) |

ポイントは2つあります。
- 50本未満と400本以上では、月商の中央値に約3.7倍の差がある
- 伸び方は一直線ではない。50本を超えると一段上がるが、150〜399本までは横ばい。400本を超えたところでもう一段、大きく跳ねる
つまり「数十本出して様子を見る」段階では差がつきにくく、累計400本という蓄積に到達した店が頭ひとつ抜けている——これがデータの示す姿です。なお83社全体では、投稿動画数の中央値は130本、動画本数と月商の相関係数は+0.40でした(商品数は-0.04でほぼ無関係)。
月何本ペースで作ればいい?目標からの逆算
「累計400本」と聞くと途方もなく感じますが、期間で割れば現実的な数字になります。単純な割り算です。
| 目指す累計本数 | 1年で到達する場合 | 2年で到達する場合 |
|---|---|---|
| 150本 | 月12〜13本(週3本) | 月6〜7本(週1〜2本) |
| 400本 | 月33本(1日1本強) | 月16〜17本(2日に1本) |
- 1年で400本帯に入るなら、月33本 ≒ 1日1本強
- 2年計画なら、月16〜17本 ≒ 2日に1本
- まず150本帯(83社の中央値130本の少し上)を1年で目指すなら、月12〜13本 ≒ 週3本
「月何本必要か」への答えは、どの帯を・何年で目指すかで決まるということです。逆に言えば、週1本(年間約50本)のペースでは、400本到達まで単純計算で8年。TikTok Shopの変化の速さを考えると、現実的とは言えません。
なぜ本数がそんなに効くのか?
理由はシンプルで、TikTokの動画は「当たるかどうか事前に分からない」確率論の世界だからです。
- どの動画が伸びるかは、出してみるまで分からない
- 1本あたりの当たり確率が同じなら、打席数(本数)が多い店ほど当たりの絶対数が増える
- 当たった動画が商品ページへの入口になり、売上を作る
実際、83社の分析では動画本数(相関+0.40)よりさらに強く効いていたのが「動画の作り手の数」(相関+0.49)でした。1人のセンスに賭けるのではなく、多くの動画を出し続けられる体制そのものが売上の源泉になっています。
月33本をどうやって作る?体制の3つの選択肢
月33本=1日1本強。これを気合いだけでこなすのは簡単ではありません。体制の選択肢は大きく3つです。
| 選択肢 | 強み | 課題 |
|---|---|---|
| 内製(自分・社内で編集) | 商品理解が深い、追加コストが小さい | 担当者の時間が動画に張りつき、本業を圧迫する |
| 外注(制作会社・フリーランス) | 品質が安定しやすい | 費用が本数に比例して膨らみ、月数十本の量産には不向き |
| AIツールで自動制作 | 本数を出すことに最も向く、コストが固定費型 | ツール選びと初期の使いこなしが必要 |
どれか1つに絞る必要はなく、「主力商品の勝負動画は外注で作り込み、打席数はAIで稼ぐ」といった組み合わせも有効です。重要なのは、自分が決めた月あたりのペースを、無理なく続けられる体制を先に設計すること。毎晩編集する根性プランは、ほぼ確実に続きません。
まとめ
TikTok Shopの動画は「累計400本」を目標に、1年なら月33本(1日1本強)、2年なら月16〜17本が逆算の目安。まず週3本(月12〜13本)で150本帯を超えるのが現実的な第一歩。
本数は一夜では積み上がりません。だからこそ、早く始めて淡々と積んだ店から順に、データ上の「400本の壁」を越えていきます。
よくある質問
Q. TikTok Shopの動画は月何本投稿すればいいですか? A. 83社データの上位帯「累計400本以上」を1年で目指すなら月33本(1日1本強)、2年なら月16〜17本です。まずは週3本(月12〜13本)で、83社の中央値130本の帯を超えるのが現実的な目標です。
Q. 毎日投稿しないと売れませんか? A. データが示すのは「累計本数」と売上の関係であり、毎日投稿そのものが条件ではありません。ただし1年で400本に届かせるには1日1本強のペースが必要になるため、結果的に毎日に近い投稿が目安になります。
Q. 動画は量と質のどちらが大事ですか? A. 83社の分析で売上と相関したのは動画本数(+0.40)と作り手の数(+0.49)で、商品数はほぼ無関係(-0.04)でした。どの動画が当たるかは事前に分からないため、まず打席数を確保し、当たった型に質の改善を集中させるのが効率的です。
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(分析データ出典:TikTok Shop公開指標を83社分集計・作成。数値は推定値であり、特定企業の実績を保証するものではありません)